古くは泥絵具(土絵具)と呼ばれ、山から採掘した泥や土を使用しました。

水干絵具はこれらを「水」で精製し、不純物を取り去ったあと、板状に「干」し上げることから、こう呼ばれます。

色彩の多様化にともない、人造顔料を加えることで、多数の色数を揃えることができるようになりました。

新しい製法を取り入れ、高品質で豊富な色彩ラインナップを誇る吉祥の水干絵具ですが、基本的な製法は昔から変わることなく続けられているといいます。

使う時は、膠液で溶いて使います。

陶器製の皿に絵具を出し、少しずつ膠液をくわえ、指の腹で練るようにして丁寧になじませます。

絵具と膠液がすっかりなじんだら出来上がり。

使う時は、水でといて濃度を調整します。

量を多く作りたい場合は、乳鉢でよく塊をすりつぶしてから膠液と混ぜていきます。

人形の顔や能面を塗るなど、他の工芸・美術に使われて良く知られている胡粉も、水干絵具の仲間です。

胡粉の場合は、カキ殻などの貝殻を粉砕して作られたものです。

この絵具は、色が豊富で、安価で、意外と扱い易くて、日本画を描いてみたいとお思いの方には丁度いい絵具です。

●【セット内容】膠液、鉄鉢金・銀、水干胡粉、明礬、彩色筆、平筆、面相筆、絵皿2枚、色紙、水干絵具24色セット、化粧箱入※表示の色見本はイメージカラーです。

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ショップ ゆめ画材
税込価格 15,301円

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